中学2年生で史上最年少のプロ棋士となり、現在もその勢いは留まるところを知らず、進化を遂げている日本将棋界の天才棋士と言われる藤井聡太棋士。
藤井聡太棋士はなぜあれほどすごいのか。今回はその素顔をちょっとだけ覗いてみたいと思います。
藤井聡太はアスペルガー症候群?
天才棋士の素顔は、まず意外なものでした。
ある報道では藤井聡太棋士は「アスペルガー症候群」を患っているというのです。
この「アスペルガー症候群」って何んなの?ということで調べてみましたところ「発達障害」の一つということでした。
特に「コミュニケーション能力の問題」、また「対人関係の問題」や「限定された物事へのこだわり・興味の問題」があるという事ですが、知的発達障害は伴わないとされています。
特徴は“ある限定された物事に対する集中力が物凄い”そうで、「過集中」してしまい、寝食やトイレに行くことも忘れてしまう程、物事に集中してしまうようです。
母親の裕子さんは息子さんの聡太さんの一面を「生活能力が低い」とおっしゃっているようです。
対局終了後のインタビューを今まで拝見した限りでも、決しておごらず、自分の立場もわきまえ、礼儀あるコメントでしたので障害があるとは感じさせないインタビューでしたが、天才棋士としての能力と実生活とのギャップがこのような噂を生んだのかも知れません。
藤井聡太のIQは?通っている高校の偏差値は?
聡太さんは、中高一貫校の「名古屋教育大学付属高校」に今年の(2018年)4月に進学し、現在も在学中です。
この進学については、将棋界の多くの方々が注目していたそうで、有名棋士からもいろいろとアドバイスを受けていたようです。
結局は、受験が無くて済むということが決め手となり、進学したようですが、ちなみにこの高校の一般入試の偏差値は62~66とのことです。思ったよりも高いですね。
また、気になる聡太さんのIQ値については、残念ながら今までに計測したことはないようです。
一説では120はあると言われているようですが、対局中は計り知れないだろうとのことです。
ちなみに、永世七冠の羽生善治棋士のIQは150と言われています。
この先、プロ棋士の高校生となると対局があればどうしても学校を休まなければなりません。
対局頻度も多くなれば休みが増えることになります。
授業日数の3分の1を休むと留年になるとのことですから、学校と将棋との両立も大変になるでしょう。
同じく、中学生プロ棋士となった羽生善治棋士は、高校生の時に在学途中で普通制の高校から通信制の高校に変更したといいいます。
また、進学よりもプロの棋士としての道を初めから選択した方もいらっしゃるようです。
藤井聡太の天才エピソードが凄すぎる!
藤井聡太さんは小さい時から、いろいろな面白いエピソードがあるようですが、盤上でも物凄いエピソードの持ち主のようです。
Episode-1:何度もドブに落ちた
小学生の頃、お祖母さんの育子さんと一緒に歩いていると、いきなりドブに落ちたことが何度もあるようです。
落ちた理由を聞くと「将棋を考えていた」といいます。頭の中が将棋の駒だらけになってしまったのでしょうね。
Episode-2:小学6年生の時、プロも参加する「詰将棋選手権」で優勝
藤井聡太さんは9歳で初出場した詰将棋選手権で当時のA級(プロ棋士10名で構成されるクラス)棋士の一人であった谷川浩司棋士(元日本将棋連盟棋士会会長)よりも上位の好成績を残し、詰将棋関係者が腰を抜かしたというエピソードがあります。
この大会は詰将棋のプロやアマのトップクラスが参加する大会ですが、小学6年生から何と3連覇を成し遂げた強者なのです。
また、詰将棋の作者としても天才だそうで、谷川浩司棋士会会長が聡太さんの師匠(杉本昌隆棋士)にプロになる前(当時)「対局に専念させる為、詰将棋の制作は控えるように」と異例のアドバイスをしたことがあったようです。
Episode-3:「彼の連勝は私が止めた」
藤井聡太棋士の師匠である杉本昌隆棋士との初対局で、師匠が負けた時に聡太さんに言った一言だったそうです。
もっとも杉本棋士の門下生として入門した日(小学4年生時)に平手打ち(落ちゴマなし)で聡太さんが勝ったというエピソードもあります。
その他にも運動神経が良く、50m走は6.8秒で走るそうです。
正に「恐るべし、藤井聡太棋士」ですね。
次回の対局も楽しみです。
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